今日をどう一生懸命生きたい?
朝目が覚めたら、「今日をどんな一日にしようか」と考え、計画を組み立てて実行し、夜眠るときに「大変だったけど、楽しかった」と声に出して言える、そんな一日一日を積み重ねて生きたいです
ヒマワリ

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【読書備忘録】2005/12/24~『心の砕ける音』
『心の砕ける音』トマス・H・クック(文春文庫)『心の砕ける音[Places In The Dark]』トマス・H・クック
(村松潔訳、文春文庫、2001年9月10日第1刷)




 原書は2000年に出版されています。

 僕が読む、今年最後のクック作品のつもりで読みました。


 キャルとビリーの兄弟は対照的な性格です。
 兄のキャルは理性信奉主義者で、冷静と呼ぶにはあまりに冷め切った性格をしています。
 弟のビリーは感情をほとばしらせる情熱家であり夢想家で、いつか自分の「運命の女性」が現われると信じています。

 そんな二人の前に現われた一人の女、ドーラ・マーチ。


 物語は、ビリーが謎の死を遂げ、残されたキャルが行方をくらました彼女を探すところから始まります。

 彼女は何者だったのか。
 どこへ行ってしまったのか。なぜ姿を消したのか。

 そしてビリーの死の真相は…?



 キャルの一人称の小説で、分量も多くなく(39字×18行で380ページほど)、それほど時間がかからずに読み終えました。クックさんの小説としては読みやすいほうだと思います。
 トマス・H・クックさんの入門編におすすめの1冊です。

 舞台は1937年のメイン州の海岸沿いの町。
 ビリーが死んだ冬、キャルがドーラ探しを始め、「そこ」にたどり着くまでを、ドーラが現われた1年前からの回想を交えながら描いています。


 ビリーの死の真相を探るミステリの部分より、ドーラをめぐる兄弟の感情の綾や変化、二人の両親の生きざまと対比した二人の人生観の移り変わりなどを中心に書かれていて、体裁はミステリながら文学作品といっていいです。

 ただ、本格的な文学作品に比べると物足りなく、ミステリとすると、真相が解明される部分が物足りない。
 クックさんらしい、含みのある表現がそこここにあって、いやがうえにも想像をかきたてられるのですが……う~ん、ちょっと肩すかしを食ったなあ。



 それでも、ドーラの人生と過去の出来事、キャルとビリーの人生観、とりわけ「強烈な幸福感」について思いを馳せずにいられませんでした。
 人が短い一生で体験する出来事、遭遇する事件、味わう感覚、とりわけ、手に入れられる「感情」はとても少ない。
 この本の登場人物は、その中でももっとも強烈で激烈で圧倒的な「感情」を知るチャンスに巡り合い、その感情を手に入れることで「生」の本質をつかみ取った。ほかに何もいらないと思えるほどの圧倒的なものを。

 知らないものを見聞きし、知らない感覚を味わい、知らない感情を胸のうちに沸きあがらせる――そうするために本はある。
 僕は、この本の登場人物が魅了された感情の横溢を久しく忘れていることに気づかされました。



 印象に残った一節を紹介します。

<…破滅は草むらの中をそっと忍び寄ってくるのではないだろうか。ぼくたちがどこへ行ってもついてきて、ぼくたちが築く小さな避難所のまわりをうろつき、やがて修理を忘れた一枚の腐った羽目板、塞がずにいた一カ所の割れ目を見つけて、暗闇に乗じてそこから押し入り、ずるずるぼくたちの内側に入りこんでくるのではないだろうか。>




 今年は残り一週間。あと1冊は長篇小説を読むつもりです。切りよく読めるよう、あまり厚くないものを手に取ります。


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