今日をどう一生懸命生きたい?
朝目が覚めたら、「今日をどんな一日にしようか」と考え、計画を組み立てて実行し、夜眠るときに「大変だったけど、楽しかった」と声に出して言える、そんな一日一日を積み重ねて生きたいです
ヒマワリ

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【読書備忘録】2006/06/04~『リプレイ』
『リプレイ(Replay)』ケン・グリムウッド
(杉山高之訳、新潮文庫、平成2(1990)年7月25日発行)



 僕が持っている文庫は、平成3(1991)年10月15日発行の第6刷です。


[2006/06/04記]


 ジェフは1988年、43歳で死にます。
 しかし、気がつくと、彼は18歳の自分に戻っていました。25年、若返ったのです。
 しかも、記憶はすべてそのままです。
 彼は前回の人生と同じ失敗をしまいと、競馬や株で大儲けし、まったく違った人生を送ります。
 前回と違う女性と知り合い、結婚して子どもをもうけますが、目に入れても痛くない最愛の娘、グレッチェンとの幸福の毎日のさなか、43歳で再び死を迎えます。
 二度目のリプレイ(再生)=三度目の人生では、いつも目が覚める18歳の瞬間にデートしていた相手、ジュディと付き合い、前回よりは目立たないふうに蓄財して、何の不自由もない生活を送りますが、再び死にます。

 繰り返される人生、すなわち、繰り返される死と喪失。

 彼は歴史を変えられるのではないかと、最初のリプレイのとき、オズワルドによるケネディ大統領暗殺を警察に通報します。
 オズワルドは事前に捕まりましたが、ケネディの暗殺そのものはおこなわれてしまった…。
 それでも、歴史は明らかに変更されていきます。ジェフはそれぞれの人生で違う人と結婚したわけで、言い換えれば、前回ジェフが結婚した女性は次回は違う男と結婚することになります。一人の人間の人生の変更が、程度の差こそあれ、その周りの人間の人生を変えていくのです。
 あるときには、破滅的に世界を転変させてしまったことさえありました。

 三度目のリプレイ=四度目の人生で彼は、もう一度同じ人とめぐり合って同じように恋をし、結婚するだけの意欲を失います。
 なぜなら、どんなに幸福な人生が待っていようが、いや、幸福な人生になるとわかっているからなおさら、そのあと確実に訪れる「喪失」に耐えられそうにないからです。

 ジェフは三度目のリプレイで世捨て人のような暮らしをつづけますが、ある日、スティーヴン・スピルバーグとジョージ・ルーカスが製作した、大ヒット映画を観て驚愕します。
 それは、1974年のことでした…(笑)。



 たくさん、あらすじを書いたように見えるかもしれませんが、じつのところ、ここまでで小説の半分にも満たないです。
 (上に書いたあらすじには一部、小説の時系列に従わない記述もありますが、ご了承ください。)


 SFであり、ファンタジーであり、それにも増して、一種のビルドゥングス・ロマン(教養小説)です。
 1988年の「世界幻想文学大賞」長編賞を受賞しています。
 同年の同賞候補に挙がったのは、クライヴ・バーカー『ウィーヴワールド』オースン・スコット・カード『奇跡の少年』スティーヴン・キング『ミザリー』ロバート・R・マキャモン『スワン・ソング』といった、いずれ劣らぬ人気作家の話題作。それらを抑えての受賞ですから、この小説のおもしろさ、すばらしさは折り紙つきといっていいでしょう。



 長きに渡って、もしかすると一生涯、僕の心に残りつづける作品になりました。



 見た目は18歳だが、中身は25年ずつ歳を取り、何十年もの記憶に、ときとして苦しめられるジェフ。
 同じ過ちを繰り返さないよう、「こうすればもっとましな人生になったかもしれない」と思えることをできるだけなくしてしまうよう、ジェフはさまざまな試みをします。
 しかし、ときには安らかな、ときには恐怖に慄いた、死の瞬間の直後、再び若き自分に戻ると、彼は絶望と無力感にさいなまれます。
 何もかもすべてやり直し――それは彼が浴した恩恵などでは決してなく、拷問とすら呼べるものです。


 誰もが夢みるであろう、「あのときに戻ることができたら」というファンタジーに見えながら、二度目、三度目とジェフが繰り返すにしたがって、そんな夢物語では全然ないことに、僕は気づかされていきました。
 普通の人がふつうの人生で体験するのと何ら変わらない、悩める人間の悩める人生の物語でした。



 「時間ならいくらでもある」「次にはきっとうまく行く」――こんなふうに考えながら、どれだけの時間を無為に過ごしただろう。
 “次”なんてない。幾度もの“次”を経験し、良いものにしようと努めながら、結局はすべてを失ってしまったジェフが、そのことをいちばんよく知っていて、教えてくれた。
 “次”と思えたものは、いつも違った形でしか与えられず、そして今は、“今”しか存在しない。
 どんな失敗をしても、どんな変化が訪れても、今は“今”を一瞬間たりとも無駄にせずに生きよう。今あるものを当然のことと受け取らず、それを価値あるめぐり合わせとみなし、せいいっぱい生きよう。

 もう二度と繰り返さなくてもよいくらい、せいいっぱい。


 誰も、僕の人生を代わりに生きはしない。
 僕の人生は、僕だけのもの。
 僕の成功も僕の失敗も、僕にしか手に入れられない。
 僕の人生を本当に愛せるのは、僕だけなんだ。

 それはすばらしいことではないか?


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