今日をどう一生懸命生きたい?
朝目が覚めたら、「今日をどんな一日にしようか」と考え、計画を組み立てて実行し、夜眠るときに「大変だったけど、楽しかった」と声に出して言える、そんな一日一日を積み重ねて生きたいです
ヒマワリ

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【文庫本逍遥⑱】福武文庫
 そろそろ、このシリーズも文章のストックがなくなってきました(大笑)。


 一時は大変注目していたのですが、いつの間に消えてしまったのでしょうね…。

 という印象の福武文庫です(笑)。
 (関係ありませんが、「角川ノベルズ」ももう発刊されていないんですね。)(笑)


 もう、「海燕」も廃刊になってるんですね…(笑)。



<簡単な沿革>
 中高生向けの通信講座「進研ゼミ」で知られる福武書店(現ベネッセコーポレーション)が「福武文庫」を創刊したのは、1985年11月です。

 角川文庫や講談社文庫同様、文庫の巻末に、創業者・福武哲彦氏による「福武文庫創刊に際して」という文章があります。
 「前衛として誕生し後衛として蘇生する文化の、真の軌跡を願望する」との言葉は、ややわかりづらいものの(笑)、単に日本文化の一翼を担うだけでなく、そこに一つの先鞭をつけんとする文化人としての気概を感じ取ることができます。
 ですから、「恒久的な刊行を願」いながら、創刊から15年ともたなかったのが大変残念です(笑)。
 その前の、「不偏不党の立場から営利を超越して、(中略)世界の遺産伝承の方途を模索したい」とする思いは、のちの経営者に受け継がれていかなかったのですね…(笑)。


 終刊がいつかは、正確には調べがつきませんでしたが、amazonの検索による福武文庫の「最新刊」は、1998年12月発行のカレン・キエフスキー『デッド・エンド―キャット・コロラド事件簿シリーズ』でした。おそらくこの直後でしょう。

 とあるウェブサイトの情報によると、「福武文庫」及び「海燕」の編集は福武書店そのものがおこなっていたのではなく、外部の編集プロダクションに委託されていたそうです。
 どういう経緯で、両方が廃刊になったかはわかりませんが、もしかすると文庫も雑誌も、福武哲彦氏の創刊への思いが必ずしも反映されない形で発刊されていたのかもしれません。
 (福武哲彦氏が亡くなったのは、文庫創刊直後の1986年です。)


 現在、ベネッセコーポレーションHPを見ても、当然ながら福武文庫の案内は見つかりません。
 文芸雑誌「海燕」・福武文庫・文芸単行本といった出版事業そのものから、ほぼ完全に撤退してしまったようです。
 (かろうじて、「たまごクラブ」「ひよこクラブ」などの育児雑誌の出版がつづいている程度。)

 「沿革」のページでは、そもそも福武文庫や「海燕」を出版していたという事実にすら触れられていません(笑)。
 「海燕」で活躍し、福武文庫から本を多数出していた作家(島田雅彦氏や干刈あがた氏、吉本ばなな氏など)からすれば、それは切ないことではないでしょうか…?(笑)



<文芸タイプ>
 福武文庫には2種類の系統があり、装丁が異なっています。
 ひとつは国内外の文芸作品、「海燕」掲載小説の文庫化など、「文芸」中心のタイプ
 もうひとつは、海外のミステリーやホラー、サスペンスなどの「エンターテインメント小説」中心のタイプです。


 ここではまず前者のタイプについてまとめます。


 ①『ラードナー傑作短篇集』の背表紙には、最上段に著者名が色つきで表記されています。ちょっと前の「河出文庫 BUNGEI Collection」と似てますが、著者によって色が違っているところが特徴的です。
 たとえば島田雅彦作品は濃い水色内田百作品は桃色、といった具合です。
 外国人著者作品は黒がほとんどだったと思います。児童文学は赤でした。

 背表紙の一番下に、「F」を模したと見られる福武文庫のマークがあります。

 裏表紙には、この本ではまだ書籍JANコード(2本のバーコード)がありません。
 裏表紙全体を右上から左下へ斜めに二等分し、左半分が写真(表紙の写真のつづき)、右半分に作品紹介や日本図書コードなどが表記されています。
 表記スペースが三角形なので、横書きの作品紹介文は行を下るごとに字数が増えます(笑)。大変特徴的ですね(笑)。
 ①の場合、1行目は最初の1字が4倍角の7字、以下字数が増え、最後の9行目が20字です。全体で約130字となっています。

 書籍JANコード導入後は、裏表紙から写真が消え、中央に作品紹介が表記される形になりました。横書きで、19字×7行です。


 本体の表紙周りは豪奢な雰囲気です。驚いてしまいました(笑)。


 字数・行数は40字×18行。文字サイズが小さいので詰まった感じがしません。
 フォントは懐かしい感じです(笑)。


 文芸タイプの福武文庫の大きな特徴として、紐しおり(スピン)がついています。
 (廃刊となるまで、全部についていたかは不明です。)
 今では新潮文庫にしか残っていない紐しおりですが、福武文庫が復活させたのですね。
 (復活期間は短かったけど。)(笑)

 余談ですが、「ブックオフ」で新潮文庫を買うと、ときどき紐しおりがなくなっている(あるいは切れている)場合があります。
 それは紐しおりが嫌いな人が、しおりを切り取った文庫本を店に売ったから……かと思っていたのですが、そうではなく、店が古本の清掃で、機械で「ガッチャン」と本の上部の汚れを削り取る際に取れてしまうからなんですね(笑)。
 (切り取られないよう、気を配っているとは思いますが…。)(笑)


 余談ですが、この①『ラードナー傑作短篇集』はとてもおもしろい短篇集です。ラードナーという名前はこの文庫で知りました。
 新潮文庫でも短篇集が出ていますが、おそらく絶版です。
 (僕は持っています。)(笑)
 ラードナー文学で有名な作品というと、新潮文庫の書名にもなっており、①にも収録されている「アリバイ・アイク」でしょう。
 すぐれた野球選手でありながら、何かにつけて「弁解(アリバイ)」を言わずにいられない男、アイク。へまをしてもファインプレーをしても、食事をしてもトランプをしても、自分が寝るためにさえ、弁解しないことがないほどです。
 そんな彼にすてきな彼女ができたのですが、さて…というお話。
 ラードナー文学にはこうした「愛すべき間抜け」がたくさん登場します。



<エンターテインメント小説タイプ>
 福武文庫にはもうひとつシリーズがあり、海外のミステリーやホラー、サスペンス小説が収められています。このシリーズは文芸タイプ創刊からしばらく経って設立されたと記憶しています。
 ①の文芸タイプと、カバーの装丁が異なっています(本体の装丁は同じ)。

 ②『死の舞踏』は、小説ではありませんが、このタイプの装丁で発刊されました。
 背表紙が藍色一色で、書名以下表記項目がすべてゴシック体で書かれています。大変シンプルです(笑)。
 裏表紙の作品紹介文は横書きで、約25字×6行
 ②の場合、紹介文がこの書籍の中身を的確に表しているとは言いがたい旨、ここに記しておきます(笑)。

 本体の表紙周りと扉は文芸タイプと同じ。
 ただし、②はすでに「ベネッセコーポレーション」に社名変更したあとであり、扉の下方の社名は「ベネッセ」と表記されています。

 字数・行数は41字×18行。標準的といっていいでしょう。
 フォントは①と違うタイプで、丸みに特徴があり、他社の柔らかいタイプのフォント(昔の講談社文庫など)と比べても丸さが際立っています(笑)。


 余談ですが、福武版『死の舞踏』は、訳文にやや難があったように感じます(笑)。
 加えて、この福武文庫版は、索引で書かれているページ付けが、あとのほうのページに進むに従ってずれているという誤記があります(笑)。単行本からそのまま転記したのかもしれません。この次文庫化する際は忘れずにチェックしてくださいね(大笑)。
 現在「バジリコ」から出版されている新版はどうなっているのかな…?(笑)
 (「全面改訳新版」だそうですが。)(大笑)



<島田雅彦作品>
 福武文庫には一時期大変お世話になっていました(笑)。
 それは、「島田雅彦作品」。
 福武文庫から出ていた、初期の島田作品は夢中で読んだものです。芥川賞にノミネートされた作品の多くが福武文庫作品でした。
 いま手元にはないのですが、福武文庫というと島田雅彦、というイメージが僕の中に染みついています(笑)。
 そして、それ以後の島田さんの作品はあまり読んでいないので、ときどき本屋で単行本を見かけると、買おうか買うまいか躊躇しないでもありません。

 文芸タイプの海外文芸では、①のラードナーに加え、カフカ、スティーブンソンなどの短編集が出ていて、楽しく読んだ思い出があります。
 福武哲彦氏のかつての文学青年ぶりがうかがえるラインナップでしたが、やはり地味すぎましたね(笑)。




※今回参照した福武文庫

①1989年1月10日 第1刷印刷
 1989年1月19日 第1刷発行
 リング・ラードナー著/加島祥造訳
 『ラードナー傑作短篇集』
 福武文庫[ら0101]  定価=480円
 (40字×18行)

②1995年11月6日 第1刷印刷
 1995年11月10日 第1刷発行
 スティーヴン・キング著/安野玲訳
 『死の舞踏』
 福武文庫[キ0401]  定価980円(本体951円)
 (41字×18行)

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